脱走兵れいもんが銀行辞めました

地方銀行で戦いに明け暮れた女子が脱走兵になりました。

人事異動がきっかけで社会の理不尽さを知ったけど付き合うことを止めて退職したった~銀行女子が仕事を辞めた理由⑪~

ようやく終盤。

あとちょっとだけ、お付き合いくださいね。

過去記事はコチラ↓

 

reimon.hatenablog.jp

 

 

エリアマネージャーより鬼電を食らったれいもん。

用件を聞いてぐったりするのでした。

 

 

マネ「俺、あの後店(エリア旗艦店)に戻って、
   エリア長に話をしたんだよ。
   れいもんさんの意向を伝えたら、
   直接会って話がしたいって。」
れいもん「いやぁ…こちらは話すことも
     特にないのですけど…」
マネ「そ、そうかもしれないけどね。
   やっぱり直接会って、話さないと
   自分の中で納得できないみたいで。」

 

世の中、自省って言葉が

あるじゃないですか。

たまには上の者も自らの行いを

省みるべきだと思うんですよね。

納得できねー状況になったのは

こっちなワケですよ。

 

れいもん「とおっしゃいましても…」

マネ「明日の朝さ、会えないかな?」

れいもん「明日ですか?朝…?」

マネ「エリア店の最寄り駅の喫茶店とかでさ!」

れいもん「はぁ」

マネ「れいもんさん、

   K店行く時に(電車で)通過するでしょ?」

れいもん「そうですね」

マネ「何時くらいに通過するの?

   合わせるよ!一回降りて欲しい」

れいもん「7時20分前後ですが」

マネ「」

 

始業は8時30分です。

エリア長もエリアマネージャーも

8時15分頃にエリア店へ着く

スケジュールでしょうから、

最寄り駅には8時10分ほどに

到着するのでしょうね^v^

エリア店とK店って時間距離で

どれだけ離れてると思っていたのかな。

誰がそんな朝早くから

移動しなきゃいけないような場所に

転勤させたと思ってるのかな。


マネ「えと…8時くらいでどうかな!」

れいもん「それですとK店へ遅刻しますが」

マネ「それは俺からK店の支店長に

   言っておくから!」

れいもん「はあ、そうですか」

マネ「じゃあ、明日8時に改札の

   ところで待ってるから!」


ええい、ヘタレめ。

話したきゃ7時20分に合わせなさいよ!

と思いましたが飲み込んでおきました。

 

 

明朝、8時。

エリア長と1on1の事態となりました。

エリアマネージャー、

場所のセッティングだけして

サクッと出社のため撤退しちゃったよ。

 

エリア長「話は聞いたよ」

れいもん「はい」

エリア長「ここまで頑張って

     仕事続けてきたのに、

     もったいないと思うんだ。

     考え直さないかな?」

れいもん「いや、いたしません。

     もう決めてしまいましたので。」

エリア長「うーん、でもねえ…」

 

【悲報】れいもん、さらに2時間半捕まる【退職引き留め】

 

長いっす…

話し終わってK店に出社したら

11時回ってるぞっていう…。

内容は前日のエリアマネージャーとの

やり取りと同じようなものです。


・エリア旗艦店で働かないか

→いや、そもそも最初はエリア旗艦店に配属されたじゃないですか。

・エリア店で融資担当、ゆくゆくは渉外担当をやらないか

→いや、もうやる気なくなってしまいましたので。

・もしエリア旗艦店で最初から融資担当をしていたら、辞めなかったか

→その可能性はあります。

・遠隔地への通勤で申し訳ない

→女子寮も社宅もないですしね?

・しかし遠隔地に飛ぶことだってがあるんだし

→実際経験済みですし、その時は受け入れて遠隔地へ参りました。たった1年で仕事に関係のない要因で勝手にまた異動させられましたけど?

 (同窓会の電話番をやれっていうクソしょーもない理由でね。過去記事②を参照ください)

・え、君が何か人事部に訴えたから早々に遠隔地から地元に戻ってきたんじゃないのか?

→は?邪推ですよそれ。何も言っちゃあいませんよ。むしろ迷惑でしたけど。

・そ、そうだったのか…。てっきり何か言ったのかと…。

→そういうわがままは今まで一回も言っていません。今回はあまりにも理不尽ですから耐えかねるのです。

・や、それにほら、みないきなり畑違いの仕事をすることだってあるし、みな耐えているよ

→皆が耐えているからって私も同じように耐えて仕事続ける義務ってないですよね?

・それは…ないよね…

→そういうことですので。

・一緒に働きたかったなぁ

→お言葉だけありがたく頂戴いたします。


上記の内容を表現を変えたり、

論法の順番を変えたりして

2時間半ループです。

退職者を出すっていうのが

そこまでして引き止めたいような事象なら、

最初からやりたい放題やらなきゃよかったのにね。

自分の好き放題にエリア内で

人事をくしゃくしゃに触ったから

こうなってるのであって。

 

とにかく

もう辞めます、決定は覆りません、

と繰り返して終了しました。

エリア長が納得したかどうかはわかりません。

ただ、自分のしたこと

(エリア旗艦店からK店への異動)が一因であるとは

悟ったようで、そこは謝意をいただきました。

まあ、なんの腹も傷まない、タダの言葉ですけどね。

ないよりはマシってレベルですけどね。

 

 

さあエリア長の説得もなんとか

かわしたれいもん。

K店に到着したお昼前、

間髪入れずK店支店長へ話をします。

 

れいもん「辞めます」

支店長「そうか…これからだと思ったけど、お疲れ様でした」

れいもん「」


秒で終わったよ!!!!!!

なんだこれ!!!!

エリア長とエリアマネージャーとの温度差!!!!!!!!

 

決して引き留めてほしかったわけではないのですが

あまりにもあっけなく、唖然としてしまいました。


いや、

また数時間説得されるのは

回避できたのでよかったのですが、

自分の店から退職者出しちゃったけどいいのか?と…。

れいもんがK店所属ではなく

エリア旗艦店所属のままだからいいのかな?


(ちなみにその後、K店の職員一人ひとりに、

 退職予定などがないか聞いて回っていたようです。

 なんだやせ我慢だったのか。)

 

そしてその日の夕方に、

れいもんが座っている席の周りの人々に報告。

渉外担当の男性陣は、

れいもんがK店に来た当初から

絶望モードだったことを知っているのもあり、

何事もなく受け入れてくれました。

帰り道に人事部へ電話。

ついに辞める意思を伝えたのでした。


れいもん「辞めます」

人事部「えっ……そうですか…。

    そのような選択となり残念です。

    そうですか…。

    この度はこんなことになって申し訳ないです」

れいもん「いえ…」

 

うーん、電話口だからかアッサリ。

しかしK店支店長よりはマシ。


とにかくこれで、意思表示は果たしたのでした。

 

 

あとちょっと続きます。