人事異動で初期装備のまま終盤ダンジョンにぶち込まれるくらいの無理ゲーを強いられたから退職したった~銀行女子が仕事を辞めた理由⑥~
そろそろ限界、れいもんの精神。
前回記事はこちら↓
2日目が終了したところで、
れいもんの腹に入らないポイントをもう一度。
・今までのキャリアが全く無視されていること
・全く経験がない業務であること
・元々人事部が発令した異動では
1時間で通える先に配属だったのに、
エリア長の一存で2時間もかかる先に
配属されていること
・エリア長の話を信じるのであれば、
K店では融資業務を担当しているはずで
あったのに現状は預かり資産営業担当に
なっていること
解決されるどころか増えよったわ…(´д`)
とあえず法人営業担当者と預かり資産営業担当者が
集まるシマに座らされているれいもん。
やることが何もなさすぎて辛すぎです。
本来やるはずであり、やるべきであり、
やるつもりだった仕事(融資業務)は支店長の一存で
取り上げられていますし、
法人営業担当者の仕事を下請け(契約書作るとか)
しようにも支店長に見つかると怒られます、
法人営業担当課長が。
なぜ直接本人に言わないのか。
このあたり姑息だなーと感じますね。
れいもんには預かり資産営業をやらせるんだ!
だから勉強しなくてはいけないんだ!
使っていいのは融資業務の「一部」だけだ!
ですって。
れいもんは預かり資産営業をやることにについて
やることにまだ首を縦に振っていませんし、
そもそも勉強するにしても、
保険のパンフ見たり販売動画見たりしても
あんまり意味はないのです。
保険のパンフ見て理解できるのは商品内容くらいで、
重要なセールストークなどは
先輩について回らんと習得できんのです。
そして残念ながら、
れいもんが配属された店は、
預かり資産営業に大苦戦している店。
周りは新興住宅地が多く、
夫婦共働き世代の多いことよ。
そんなご家庭にですよ?
9時~17時に
電話してテレアポ取ろうとか
突撃訪問してお話聞いていただけませんかとか
成功率めっちゃ低くない?
って話ですよ。
つまりセールストークを拝む機会自体がないってことです。
つまりスキルを習得する機会がないってことです。
詰んでるじゃねーか!!!!!!!
さて
れいもんの心の叫びは
支店長に届くはずもなく
(K支店の他の方々は、
れいもんがいかに無理ゲーをさせられていて
融資業務を担当するべきだと
ほぼ全員分かってくださって
いたのですがね…)
3日目。
白目を剥きながらマニュアルを眺めるれいもん(眠いわ)。
様子を見にきた支店長が隣の席に座りました。
支店長「どうかね、順調かね?」
れいもん「……いえ」
頭の中で支店長に毒吐きました。
順調なわけねーだろーが。
支店長にお伺いしてみました。
預かり資産営業として販売する、
保険商品の一覧表を見せながら。
れいもん「支店長は、この商品の中で
お客様にご説明できるものは
ありますか?」
支店長「 な い ! !」
な、ないんだー
力一杯答えたねー
ふ、ふーん
そうなんだー
いい笑顔だねー
そうなんだー
そっかそっかー
売れないんだー
自分でもできねーことを人にやらせようってことですか…
不信感バロメータが振り切れて
針がどっか飛んでっちまった瞬間でした。
もちろんれいもんも分かってはいます。
支店長と一般の銀行員では
求められているものが違います。
別に支店長だからといって、
全てを知っている必要はないのです。
でもね、この断言はダメでした。
れいもん「………」
支店長「………」
れいもん「………」
支店長「………」
れいもん「………」
支店長「………えっと、応接室行こうか…」
れいもん「……はい」
流石に気まずくなったらしい支店長と、
再度応接室にてお話し合いが
行われることになりました。
続きます。