脱走兵れいもんが銀行辞めました

地方銀行で戦いに明け暮れた女子が脱走兵になりました。

人事異動は人生の岐路を強制的に投げつけてくる事故みたいなものだと悟って退職したった~銀行女子が仕事を辞めた理由⑫【完】~

ついに完結、

れいもんの退職騒動!

 

過去記事はこちら↓

 

reimon.hatenablog.jp

 

 
ようやく人事部へ辞める意思を
告げることができたれいもん。
人事部と電話した時に、
「何か私たちができることはありますか?」
と聞いていただけました。
れいもんのケースがケースで、
ちょっとは同情していただけたのでしょうかね。
 
 
そしてれいもん、
そんな温情にガッツリ乗らせていただきました。
 
一つ、円満に退職できるようにすること
一つ、権利として有給休暇は全日取得させること
一つ、有給休暇はゴールデンウイーク明けから取得させること
一つ、ボーナスは前期働いた分への報酬である。
   れいもんは今回の人事異動より前はシッカリ働いていた。
   よって次のボーナス月には満額支給すること
 
後日会社の先輩や同期に話すと
よくそんな強気に言ったねと驚かれましたが、
どうせ辞めるのに、遠慮が要るんですか?と…。
失うものないですよね?
(職は失いますけど。笑)
いえ、節度は必要ですよね。
個人の権利を主張することはいいと思います。
ただ、我を押し通すと残された人たちや
取引先企業に迷惑がかかる場合もあります。
そこは折り合いの問題でしょうか…
れいもんの場合、
そもそも誰からも仕事の引継ぎを受けておらず、
また、誰にも引継ぎをする必要がないために
遠慮なく有給取得を主張したにすぎません。
結果、令和の超大型連休と合わせると
2ヶ月近く有給休暇が取得できました。
やったぜ。
たまに退職決まって有給消化を申請すると
上司の意向で1週間ほどしかもらえないこととか
あるみたいなので人事部のお墨付きって重要。
 

人事部からは「分かりました」と返事をもらえたので
心置きなく辞められるぜ、よしよし。
となっていたれいもん。
 
 

その後、退職日までに、
人事部(本部)に4回出向くことになりました(^ω^)
 

なんでや。
 
 
毎日のように人事部から電話がかかってきました。
「退職に伴って話をしたい。
 よって○日の×時に来てくれないか」
退職理由の聞き取りでしょうが、
れいもん、今までに散々話をしています。
 
今更話すことないよね!
今までの話が退職理由の全てだよね!
体裁だけですね、わかります!
 
というより話を聞きたいなら
ソッチから出向くのが道理では
と思わないでもないですが、
社会常識より会社常識で動きますものね、企業って。
雇われている身だろ!とツッコミが入るかもしれませんが
人事部所属の職員も雇われている身の上でありますし。
部長も課長も係長も雇われている身の上でありますし。
そして軽い気持ちで呼び出すのですが、
コッチも仕事は(してないけど)しているわけでして…
そのあたりの現場とのギャップ感が、
現場と本部のミゾになってると思っています。
あまりにも想像力が足りない。
K店支店長には
「本部に行くのもいいけど、
 仕事もしてほしいんだけどね」
と嫌味を言われました。
最初から最後まで
理不尽かつねちっこくてイヤーな奴ですわまじで。
「人事部からの呼び出しですから。
 私も行きたくて行くわけではないんですけどね」
と嫌味にもいちいち返答。
嫌味な人にはそれくらいした方がいいと思っています。

どうせ辞めますし。
辞めたら二度と会うことのないオジサンですし。
てか仕事って融資業務のこと?
時間内に終わらせていますし。
預かり資産営業するための
投資信託や保険の販売知識を身に着けること?
辞めるのに?ばかにしてるわね。
 
と、いらつき全開でしたが
まぁそれももう終わるのです。
辞めるし。
 

人事部からは他にも、
「書類手続きのため来てほしい」とか
「この書類に署名してほしいから来てほしい」とか
「健康保険証を返しに来てほしい」とか
なんとかかんとか。
色々呼びつけられました。
他の辞めた人たちに後日聞くと、
実際呼びつけられるのは
退職理由の聞き取りのための
1回のみが多かったようですね。
(それすらない人もいる)
れいもんの場合、K店に勤務実態があるものの
所属が別の店だという特殊な状況のため、
人事部が直々に退職手続きをとったことが
呼びつけられる回数が多かった理由のようです。
何かにつけて本当に面倒くさいことに
してくれてたってことですね、エリア長。
人事部の退職書類の準備スピードとかがまぁまぁ速いのが
いかに退職者が続いているかっていう業界の落ち目を
感じてちょっと物悲しくなりました。
まぁ辞めるから関係ないけど。
 
 

ともあれ、
れいもんは退職できました。

3月末の人事異動発表、
4月の初旬に退職しようか悩みだし、
4月の中旬に退職しようと決め、
4月の末には出勤最終日を迎えていました。

次の仕事が決まる前でも辞めることにしたのが
大きかったと思います。
れいもんが住んでいるのは都会じゃないため、
実家暮らしの社会人が多いのもよかった。
実家に戻っても、まだ実家なの、と
言われる環境じゃないですからね。
(「子供部屋おばさん」にならないようにしたいけど…)
家賃を考えなくていいというのは本当に気が楽です。
あ、食費もか。
 

別にここまでサクッと辞めることは
なかったのかもしれませんが、
平成が終わると同時に会社を辞めることで
(正確には休暇取得に入っただけですが)
スッキリできてよかったです。
 
 
そして出勤最終日、
終業時間1分前に「お世話になりました」メールを
れいもんがお世話になった人たちに送り、
意外とアッサリした退職をしたのでした。
 
おわり。
 
 

事細かに、
恨み節も若干炸裂させつつ、
だらだらながながと書かせていただきました。
リアルな体験です。
 
この経験を通じて思ったのがね、
悩んだら色々な人に相談してみよう!
マジで耐えられないと思ったら
そこから逃げたって別にいいんだ!
余裕があれば次を決めてからでいいし、
何が何でも嫌だ!って思ったら
まず辞めてみてもいいさ!
ってことです。
 

長いれいもんの退職経緯説明会(?)、終わります。
読んでくれてありがとう!